モーグリ族
全身をふわふわした柔らかな毛で被われ、背中にはコウモリのような小さな羽が生えており、頭頂部の赤いボンボンが特徴。
全身のサイズは80cm〜120cmと小型。
知能や生活習慣などヒュムとほとんど変わりなく、社会にも溶け込んでいる。
手先が器用。
彼らが得意とするのは機工学と呼ばれる、機械を追求した学問技術で、その機工学の最高傑作である飛空挺を最初に作ったのはモーグリ族であると言われている。
モーグリ族の多くはこの機工学に長けており、優秀なエンジニアとして社会に貢献している。
機工学を学び、究極の技術を身につけたエンジニアを機工師「エトーリア(Etoria)」と呼ぶが、その大半はモーグリ族である。
モーグリ族が多く暮らす都があり、最近は人間族やバンガ族などの出入りもあるため一見すると普通の都市に見えるが、中心部はモーグリ族に合わせて小さくできているらしい。
また、得体の知れない機械があちこちの配置されており、モーグリ族ですらその用途がわからないものが沢山ある。
モーグリ族が皆、機工師ではなく、騎士もいれば魔道士もいる。
ただ、彼らは長い歴史の中で、人間や他の種族、モンスターと対峙するために"機械"の力を用いるようになったらしい。
しかし、肉体的ハンディがあっても、モーグリ族の戦闘能力は十分高く、騎士の称号を持つ者も少なくない。 |